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飢餓と戦争の戦国を行く:読了

「飢餓と戦争の戦国を行く」/藤木久志/朝日選書

本書「飢餓と戦争の戦国を行く」は、藤木さんの「戦国の村を行く」「雑兵たちの戦場」とならぶ一冊です。

戦国時代は、毎年のように飢饉と災害が発生し、疫病が流行し、戦場に於いては乱妨狼藉がまかり通り、生きのびることが非常に困難だったことが本書から読み取れました。

戦場となった村や、応仁の乱前夜の京で横行していた略奪は、厳しい飢えにさらされ、室町幕府の悪政に苦しめられた人々が生きのびるため方策であったそうです。

一方、乱妨狼藉にさらされる立場の村人たちは、敵の兵士や乱妨人等から身を守るために「村の城」を築く等して戦っていたそうです。

また、民衆は、無理な徴兵や年貢の取り立てを強いる大名や領主と渡り合い、徳政や年貢の軽減を勝ち取ったり、村を捨てて逃散することで抵抗したりしたそうです。
「専制君主的な戦国大名、虐げられた百姓」というステレオタイプの認識は間違っていたことに気づかされます。

戦争で死ぬか、飢えや疫病で死ぬか、捕虜となって死ぬか、兵士にしろ百姓にしろ、死と隣り合わせだったこの時代、藤木さんは、必死で生きのびた人々のしたたかさに温かい視線を注いでいます。
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2006-09-25(Mon)
 
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