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国盗り物語:読了

「国盗り物語」1~4/司馬遼太郎/新潮社

全4巻読了しました。
1,2巻は斎藤道三篇、3,4巻は織田信長篇です。

道三篇と信長篇では、作品から受ける印象が全く違いました。
道三篇は、活気に満ちて明るい感じ。道三が、明るくエネルギッシュな人物として描かれているからかもしれません。また、道三を取り巻く女性たちが、物語に華を添えています。(しかし、女性たちの扱われようには、辛いものがありましたが;)

信長篇は峻烈な感じ。主人公は信長ですが、彼は言葉が足りない(自分の信条や行動について説明をしない)人物であるため、光秀の視点で物語が進行していきます。司馬氏の光秀像は、温厚で篤実、伝統を尊ぶ常識人、真面目で小心で陰気であるため、物語のトーンが暗めです。
こんな光秀だったら、そりゃあもう、とことん信長と性格が合わなかったことでしょう。
信長篇に登場する主な女性は濃姫と光秀の妻のお槙くらいで、それもわずかなページ数です。女性があまり登場しないことと、比叡山焼き討ちのような虐殺場面があることも、道三篇のような華やかさが感じられない理由なのかも。

「国盗り物語」は、昭和30年代に「サンデー毎日」に連載されました。
物語中、道三は油屋から美濃の国主になったと設定されています。しかし、油屋だったのは道三の父であり、父子二代にわたる国盗りが史実だそうです。
信長篇に書かれている墨俣の一夜城、長篠の戦いでの三千挺の鉄砲の一斉射撃についても、疑問視する説が多いです。

司馬氏は執筆される際に、膨大な文献にあたり、取材をされる方です。しかし、年月がたつうちに、歴史上の新発見があったり、新解釈が出てきたりするもんだ~と思いました。
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2006-09-09(Sat)
 
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