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海王 上:読了

海王 上 宮本昌孝 徳間書店

・歴史上の人物と架空の主人公がからむ物語はわりと好きなので、本作も楽しめた。今、最も好きな金庸の作品を彷彿とさせる。

・主人公ハイワン(海王)の養母は和冦の頭目、王直の娘、実の父は、足利義輝という一種の貴種流離譚。

・幼さの残る十三歳のハイワンが武人として成長していくさまはおもしろかった。上巻だからか、ハイワンが何かをなしたというわけではない。歴史上の人物と知り合い、大坂の海戦とか、本能寺の変などの事件に巻きこまれていく。

・みんなハイワンのことが大好きらしい。もともとハイワン側のメイファ、フーチアオ、友だちのあご十郎はもちろん、師匠の上杉兵庫と供の八雲、織田信長、堀秀政ばかりか、敵であったはずのヂャオファロン、熊鷹までハイワンの虜(?)になっている。ハイワンのことをよく思っていないのは、森乱くらいかも。もちろん女性にももてているらしいのだが、なにぶん女性との関わりが薄すぎる。

・ハイワンの初恋(?)の相手である明智光秀の娘、玉子、ハイワンと関係を持った女性がふたり登場するが、あんまり(というか、MORIにとっては全く)魅力的ではない。ヒロイン不在っぽい。
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2010-02-11(Thu)
 
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