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風林火山17話 姫の涙

戦国時代は、戦場で戦った男達にとっても苛烈な時代だったけど、女達にとっても辛い時代だったのだなーと思った17話でした。以下、感想です。

1 生きのびるために
「生きたい」と願った由布姫。では、どのようにして生きのびることができるか。
①縁故を頼って他の国に行く。②敵将の囲われ者になる。③出家する。④庶民として生きる。
勘助は、「姫の立場を捨てて落ちのびる」ことを勧めた。①縁故を頼って他の国に行くか、④庶民(とまではいかないにしろ、もはや諏訪の姫ではない)として生きるという選択だ。
藤木久志さんの本を読むと、戦国時代には、人さらいや人身売買が公然と行われていたらしい。外国にまで売られたという話だから。また、村の結束力が非常に強くて、よそ者には厳しかったとか、落ち武者狩りはアタリマエだったとか書かれていた。三人の女だけで旅をするのは、とてつもなく危険だったに違いない。フツーに乱妨人に遭遇しただろう。
より確実に生きのびる方策として、勘助は、由布姫を逃がすことをやめ、②敵将の囲われ者になるに変更した。
しかし、由布姫は武田を憎んでいる。「晴信の側室になれば、生きることができますよ」と説得したところで、由布姫は納得しないだろう。そこで、勘助は、一芝居打つことにしたのだろう(多分、その場で思いついた)。自分が憎まれ役になり、由布姫の恨みが晴信にむかないようにした。
由布姫の周りに、信頼できる人物は侍女と勘助くらいしかいない。だから、勘助に土下座までしたのだけど、「襲わせたのは自分」という勘助の言葉を信じ、騙されたと思っている。勘助の真意に気づいていない。由布姫は逃げることができず、晴信の意向に従うしかない。

2 姫達の涙
  • 自刃でなく、生きのびることを選んだ由布姫。生きていくには、憎い敵から庇護されなければならない。それも、一番憎い相手の側室とは!(現時点では、晴信の側室になること知らされていないようだが)
  • 愛する夫をだまし討ちにされた禰々。しかも、寅王丸も取り上げられ、政治に利用されてしまう。心優しい禰々が、人が変わったように、三条夫人や晴信に辛辣なことを言う。辛かったんだねー。
  • ヒサも哀れだった。望まない結婚の後、夫は主を裏切り、実家と敵同士になる。高遠の兵士に辱めを受け、自害しようとする(被害者なのに…)。でも、平蔵といっしょに生きていけそうなのが救い。

    3 後顧の憂い
  • 諏訪戦の戦後処理に、後顧の憂いを残さないこと。
    それは、晴信が望み、勘助に課せられたことだった。当初、勘助は、「諏訪の血筋を引く者を寅王丸だけにし、諏訪に傀儡政権を立てる」ことを目指した。
    しかし、由布姫が晴信の側室になると、話は別だ。特に、由布姫に子ができれば。禰々と頼重の子である寅王丸より、晴信自身の子であり、諏訪の姫の子でもある子(勝頼)の方が、武田家にとってはいいはず。
    その勝頼の代で、戦国大名としての武田家が滅ぶのは哀れ。
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  • 2007-04-29(Sun)
     
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