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土一揆と城の戦国を行く:読了

土一揆と城の戦国を行く/藤木久志/朝日新聞社

藤木さんの既刊書「戦国の村を行く」「飢餓と戦争の戦国を行く」「雑兵たちの戦場」に続く中世史の研究書です。戦乱の世から平和がもたらされるまで、城の果たした役割と、一揆をとらえ直したものです。上記の三冊では、仮説であったことも、新たな資料を発掘し裏付けがなされています。
以下、MORIが興味深かったことをあげてみました。

1 信長の一揆殲滅戦
大量虐殺で悪名高い、信長の一向一揆殲滅戦。実際は、殺された民よりも、参戦した諸大名軍によって生け捕りにされ、連れ去られた数の方が多かったという。藤木氏は、「雑兵たちの戦場」等で、戦国時代は人身売買が大々的に行われていたと書いている。人の命でさえ売り買いの対象となった飢饉と戦災の時代、殺すより生け捕りされたというのも、うなずける。

2 一揆のモラルとマナー
著者は、「土一揆は民衆運動で、統制ある行動をとっていた」とされる通説を疑問視し、小氷河期の不作、飢饉と疫病、戦災に見舞われた中世の民が、生き残りをかけた一揆の暴力性に着目している。

3 破城
戦国時代が終わりを告げ、天下統一がなされると、秀吉、家康ら為政者は、山城停止令を出す。領主や豪族ばかりでなく、村や町までが城を持ち、十六世紀には、二本で二万とも四万ともいわれる城があったという。(p233)その城の大半は廃れてしまった。
平和が築かれると、刀狩りと同じで、徹底した武力解除が行われていったのだろう。
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2007-03-18(Sun)
 
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