スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--------(--)
 

風林火山第30回 天下への道

風林火山第30回 天下への道
信濃の国盗りの戦いの先に、天下を見すえた勘助の野望が、具体的な構想へと発展した回でした。以下、感想です。

1 鉄砲
勘助が鉄砲を買い付けに!
勘助が、戦国のハイテク兵器である鉄砲に目を付けたのはよかった。しかし、武田と鉄砲とくれば、長篠の戦いを連想してしまう。鉄砲が普及する前に、勘助は鉄砲を使った戦術を考えて、武田の人たちに教えてればよかったのに。現時点では、扱い方を学ぶ段階か。
23回「河越夜戦」で名前だけ出てきた津田監物が登場した!
これは、今思うと、すっごく見過ごしそうな伏線だった。

2 長尾景虎
24回「越後の龍」以降、ちょこちょこ登場してきた長尾景虎。今回の登場シーンは今までで一番長かった。景虎、いつ見てもすごい格好だ!他国の領主がこんな格好していたら顰蹙を買いかねんのに、重臣たちは景虎を認めているから、服装のことをいちいち言わないらしい。(尾張の若さまは言われてた!)「お屋形様、おしゃれ~」と思っている家臣がいたらおかしい。
景虎は、一応、筋を通して長尾家当主に就いたし、若くして実力を発揮しているから、他国でも一目おかれてたり、危険視されてたり。
勘助の構想が、「駿河と越後の海を制して、天下を目指す」ということだから、越後との戦いは避けられないことになる。

3 越後潜入
勘助は、鉄砲をダシに(ダシじゃないか)長尾景虎と会うことにする。主人公が史実にはない活躍をしたり、重要人物とお知り合いだったりするのは、大河ドラマお約束。でも、勘助は軍師だから、「景虎と会って、人物を見定める」「鉄砲を景虎に見せてみる」という考え方にはうなずける。(だれかの奥方が同じことをすると、とても変。)

4 今川義元
今川義元の目下の敵は、尾張・三河だと、勘助と寿桂尼様の会話のなかに、さりげなく出てきた。桶狭間の戦いが近づいてくる!
スポンサーサイト
2007-07-29(Sun)
 

芽むしり仔撃ち:再読

芽むしり仔撃ち/大江健三郎/新潮社

初めてこの本を読んだのは20歳前後のころ。昔から好きな作品だったけど、再読して感動した!
大江さん、うまいなあと思った(ノーベル文学賞作家に対して、なんて失礼な!)

以下、MORIの感動点をメモ。

1 隔絶された社会
舞台は太平洋戦争末期、感下院の少年たちの疎開先である山深い農村。少年たちは、三重に隔絶されている。
1 少年たちは、どの村でも、人びとに決して受け入れられない。このことは、冒頭の脱走、捕獲エピソードであきらか。
2 疎開先の村への交通手段は、深い谷を渡るトロッコのみ。
3 疎開先の村で疫病が流行する。村人たちは少年たちを置き去りにし、村から退去する。しかも、トロッコの軌道は封鎖されている。

2 弱者
隔絶された小さな社会に残されたのは、疎外された社会的弱者である人びと。脱走兵以外は少年と少女のみ。この社会の支配者・権力者・抑圧者はいない。もちろん保護者も指導者もいない。少年たちは、疫病と死への恐怖、不安を感じているが、反面、自由を享受し、自分たちの社会を維持していこうとする。彼らには、連帯感が生まれている。

3 固有名詞
この小説には、固有名詞というものがほとんどない。主人公の少年ですら、名前が書かれていないのでわからないのだ。数多くの登場人物のなかで、李という少年の姓がわかっているだけ。主人公の友人の「南」も、通称であって、実名ではない。まるで、少年たちの人格や個性を否定するかのように、名前がないのだ。他にも、疎開先の村の名前、猛威を振るう疫病の名前もわからない。

4 構成
「芽むしり仔撃ち」は、大江氏が23歳のころの作品だ。若かったのにすごい!
不要なエピソードはひとつもなく、伏線は周到にはられて、きちんと後に生かされている。小説構成の破綻がない。主人公の言動に違和感を感じることもなかった。解説者の平野謙氏は、本小説の非現実性を指摘している。しかし、MORIにとっては、非現実的な設定など無問題。大江氏が構築した世界を堪能した(^-^)

5 弟
罪を犯してはいないのに、親の都合で感下院に入れられた主人公の弟。無垢なもの、幸福の象徴のように、くったくがなく、無邪気で、明るい。

5 村人の帰還と少年
小説終盤で、少年は、たいせつに守ってきたものの全てを失う。弟は行方不明、恋人は疫病にかかって死ぬ。悲しみと、疫病への恐怖で打ちのめされた少年に、さらに悲劇がおそう。
村人の突然の帰還と、理不尽な要求。村人に従えば、少年が感じた自己の尊厳も、死の重みも、連帯意識も否定してしまうことになる。
この小説の結末ははっきりと書かれていない。しかし、村長のせりふ「いいか、お前のような奴は、子どもの自分に締めころしたほうがいいんだ。出来ぞこないは小さいときにひねりつぶす。俺たちは百姓だ、悪い芽は始めにむしりとってしまう」が、少年のその後を暗示する。





かなりグロテスクな描写もある。
2007-07-26(Thu)
 

風林火山第29回 逆襲!武田軍

板垣と甘利が亡くなってさびしい。。幽霊でもいいから、トンボでもいいから、また出てください(懇願)。
以下、感想です。

1 人は城
武田信玄の有名な言葉「人は城 人は石垣 人は堀 情けは味方 仇は敵なり」が出た!

晴信は、今回の敗戦、板垣・甘利を失ったわけをようやく知る。晴信の敵は晴信自身の心のうちにあった。敵に備えて強固な城を築くよりも、家臣や領民(家族もね!)に情けをかけ、領国を治めることが、戦に勝つことになるというわけだ。このあたり、孫子の兵法にもどってきている。

2 板垣が遺したもの

板垣を亡くした人たちの悲しみに泣けた。このドラマでは涙腺ゆるみがち。

伝兵衛は殉死しようとする。ドラマが始まったころは百姓だったのに、すっかり侍らしくなって、板垣の命令を忠実にこなしていた。板垣の忠臣に成長したんだなー。板垣も伝兵衛をかわいがっていたし。
それにしても、板垣は、MORIのなかでは「上司にしたいランキングNo.1」だ。(ついでに、重臣にしたいランキングでも、守り役にしたいランキングでもNo.1)

勘助は「板垣様は死んではいない」という。またまた、このドラマ特有の紛らわしいせりふ。板垣は、先を見越して、すでに手を打っていた。それが、板垣の死後も生きているというわけだ。小笠原内に内応者をつくること、諏訪大明神の旗をつくることだった。

3 軍師勘助

今回の戦の描写はあっさりしていた。前回に力が入っていたからね。しかし、孫子の兵法を標榜する勘助の軍師ぶりが発揮できていた。以前の武田軍のよさが戻ってきた。

4 家臣はお屋形様に似るもの

かつての志賀城攻めに勝った武田軍。小山田は敵将の正室美瑠姫を奪い、自分の妻にする。どこかで聞いたような話だ。どこかのお屋形様は、敵将の娘を自分の側室にし、和子をもうけた。小山田はお屋形様の真似したか?
家臣はお屋形様のやり方にならうものか。織田信長の一向一揆殲滅戦は有名だ。信長家臣の前田利家も信長と同じことをしたそうだ。

5 仲良し三人組

最近、よく勘助と相木と真田がつるんでいる。気が合うのかも。

来週は長尾景虎ですか。
2007-07-22(Sun)
 

中世的世界とは何だろうか:読了

「中世的世界とは何だろうか」/網野善彦/朝日選書

主に平安時代末から室町時代末までの職能民にスポットを当てた書。
職人や漁労民、芸能民、御供人、神人、悪党らの成り立ち、遍歴、聖なるものとの結びつきや、逆に蔑視されるようになったいわれ等、中世社会を読み解く視点が新鮮だった。

これらの人びとについては、武士や百姓ほどには知らなかったからな。

ある程度の年をとった方(失礼)は、中学・高校で「士農工商」という身分制度を習っているが、それは正しくないそうだ。

歴史は過去のものだから変わらないけど、歴史認識・解釈は新しくなっていく。
中世的世界とは何だろうか 中世的世界とは何だろうか
網野 善彦 (1996/06)
朝日新聞社

この商品の詳細を見る
2007-07-19(Thu)
 

風林火山第28回 両雄死す

うおおおっ!悲しすぎる!
わかってはいたけど、ついに板垣と甘利がお亡くなりに!
板垣が!板垣が!来週から、だれを贔屓に視聴すればよいのじゃ!?
以下、感想です。

1 勝ち目のない戦
板垣と甘利は、この戦に危機感を抱いていた。強敵相手だし、これまでのように、調略などの下準備はできていないらしい。勝算はないけど、板垣と甘利は、お屋形様と国と領民を守るために、勝たなければならないと思っている。しかも、なるべく犠牲を少なく。戦によって、ますます民が疲弊することは避けたかったのだ。
だから、板垣は先陣の自軍と甘利軍だけで、早く決着をつけたかったのだろう。早く勝つか、早くお屋形様を退かせるか。死を覚悟した板垣に泣けた。

甘利もそこのところの考えは同じだった。先週の放送で、視聴者に「甘利が裏切った!?」と思わせておいて、やっぱり裏切りではなかった。ラブリーなお方だ。単身、村上の本陣に乗りこんで、義清の首をとるという決意を表明するシーンは泣けた。

それにしても、戦に反対する重臣は多かった。一番考えなしだったのは、ひょっとしてお屋形様?

2 勘助への遺言
土スタでも取り上げてあったけど、甘利と板垣は勘助に、遺言とも思える言葉をのこす。
甘利「戦とは何を守り、何を失うかじゃ」(大意)
板垣「そちが月影となって、お屋形様を照らせ。まことの軍師になるのじゃ」(大意)
先週、勘助はこの甘利の言葉を聞いていたから、甘利が裏切ったのでないことがわかった。

3 壮絶な死
合戦シーンは迫力があった。海ノ口城以来の出来だ!
甘利は背にいっぱい矢を射られるし、板垣は雑兵どもに囲まれる(泣)。
板垣が強いからといって、雑兵どもは360度取り囲んでおる。なんか悔しい。それでも、板垣は奮戦する。板垣が槍や刀を振るうたびに、雑兵どもは退く。でも、敵が多すぎる。だれか、助けろよ!
板垣は微笑みながら死ぬ。お屋形様と後事は勘助に託し、自分の使命を果たし、後顧の憂いがなかったのだろう。
お屋形様と勘助を育てたのは板垣だったし。

板垣と甘利を失ったお屋形様。これで、変わらなかったら小者だ!(って、武田信玄は大物だけどね)


タオルが放せない回でござった。
2007-07-15(Sun)
 

その時歴史が動いた:天才信長をつくった男

その時歴史が動いた
天才信長をつくった男~今川義元 真説・桶狭間の戦い~

先週から楽しみにしていました。戦国時代・信長好きのMORIとしては。
桶狭間の戦いの真説は知っているけどね。



でも!



寝てしまった~~!!


寝っ転がって「ためしてガッテン」を見ていたのが敗因。
そのまま寝てた。

というわけで、再放送待ちです。
録画もしてなかったし。
2007-07-12(Thu)
 

風林火山第27回 最強の敵

連戦連勝の武田軍団の前に立ちふさがる村上義清!最強の敵との戦いが始まろうとしています。(この時点で、長尾景虎は敵認識されてなかったか。)
以下、感想です。

1 晴信の敵
戦に野心を燃やす晴信は、かつての信虎そっくりになっていく。晴信の美点であった情けは、傲岸さの陰にかくれて見えなくなってしまった。力攻めで城を落とす晴信の戦は、孫子の兵法とはかけ離れている。あの明るかったお屋形様はいずこへ?

勘助は、その晴信の心が最大の敵だという。

2 負け戦
晴信は、武田に従わぬ信濃衆を力でねじふせた。晴信のいらだちと不遜さが、志賀城での非情な戦いぶりに表れている。
領民の疲弊を顧みず、家臣団を戦へとかりたてる晴信。諫言にも耳を貸さない。
板垣や甘利、勘助は、そんな晴信に危機感を募らせる。
勘助は、甘利から、対村上戦の献策をしなかったことをとがめられるが、内心、「お屋形様は一度負けた方が、薬になる」と考えていたかも。
真田幸隆や相木市兵衛は、敗者の痛みを知っている。領主である彼らは、妻子、領民と土地を守るために、負けるわけにはいかないだろう。
板垣も、戦には負けられないと考える。晴信の守り役として、長年仕えてきた板垣にとって、晴信を死なせるわけにはいかない。戦を避けるのがベスト。板垣は晴信を諫めるが、受け入れてもらえない。(少年時代は、板垣の諫言を受け入れていたのにね)

負け知らずの晴信は、負けることを恐れるようになる。

3 予告
今回の放送で、一番印象的で、衝撃的だったのは、来週予告。ううっ、板垣と甘利が…(号泣)
2007-07-08(Sun)
 

ファンタジーと言葉:読了

ファンタジーと言葉/訳:青木由希子/岩波書店
ファンタジーと言葉 ファンタジーと言葉
アーシュラ・K. ル=グウィン (2006/05)
岩波書店

この商品の詳細を見る


本書は、ル=グウィンさんの講演、スピーチ、パフォーマンスの再録とエッセイ集である。
ル=グウィンさんの作品を育んだ土壌とでもいうべき、人類学者と作家を両親に持ち、ネイティブ・アメリカンとともに過ごしたという生い立ち、膨大な読書量、言葉や創作に対する考えと態度、ジェンダー論、信条、感性などが、しばしば断定的に語られる。(訳が?それとも原文が?)

エッセイで読むと直裁的。
やはりストーリー・テーリングの方が、ぴったりくると思う。
2007-07-06(Fri)
 
カレンダー
06 | 2007/07 | 08
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
山椒のこつぶろぐQRコード
QR
ブログ内検索
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。