13話で「兵は詭道なり」と言っていた明るい勘助はどこ?
以下、16話感想です。
1 晴信の影武田家重臣達が、勘助の人物評をするシーンがあった。
鬼美濃が、勘助とミツのことを覚えていたのは意外だった。今まで、そんなそぶり見せなかったじゃないか!
教来石は、前回、勘助に殺されそうになったことを話し、「お屋形様の益にならぬなら斬られていた」「勘助は人ではない」と言う。かつて、大井夫人が「勘助は晴信の影」と言った通り、晴信の影の部分を引き受けているのかも。
2 勘助の非情さと由布姫の涙
「悪鬼」「人ではない」「心が痛まぬのか」等とさんざん言われた勘助。実際、情を捨て、戦を遂行していく。由布姫のことも、「殺さなければならない」と考えている。
けれど、感情を殺しても、悪鬼になりきれぬらしい。本当は心が痛んでいたのかも。
桑原城で、勘助は由布姫と出会う。前回まで、由布姫は、死を覚悟していたが、いざ自害の段になると、イヤになったらしい。「自害はイヤじゃ・死ぬのは怖くない・討たれた方がまし・この世は生き地獄だが生きていたい」と言う。「生きたい」と願う由布姫とミツが、勘助のなかで重なったようだ。由布姫の必死さに動かされたのかもしれない。非情の男・勘助が、由布姫を救い出す。
由布姫が「自害はイヤ」と思っていることはわかった。勘助に向かって「生きたい」と熱く訴え、刃を勘助に向けたのは、どういう心境だったのだろう。「武田には恨みがいっぱいだけど、自分から死ぬのはイヤ」ってこと?由布姫の気性が激しいことはわかった。
勘助は、「由布姫の命を絶つ」と何度も言っている。しかし、殺せなかった。
武田家安泰のことを考えると由布姫殺害は必須。けれども、勘助は、非情になりきれてない。「殺す」と言ったり、「お逃げ下さい」と言ったり、予告で、また「殺す」と言ったり、迷いが生じている。
3 哀れ!
武田軍は、一兵も失うことなく諏訪を陥落させ、禰々と寅王丸を救い出した。勘助の思惑通りにことは運んだわけだ。
諏訪頼重は切腹させられることになる。これも、勘助の策通り。
武田家の策略にかかってしまったことに気づかず、高遠を恨んでいた頼重が哀れだ。しかも、頼重は、禰々と夫婦仲が良かったし、寅王丸の誕生を喜んでいたのに。
勘助にしてみれば、頼重や禰々にいちいち同情していたら、お屋形様の構想を実現できないということか。
4 お屋形様
晴信が威厳を増している!!
晴信の扇子は、信虎の胡桃と同じ役割を果たすものなのか!?イラッとした時にパチンと鳴らす…(こえぇ)。
5 葛笠三人衆
もと葛笠村のもと百姓、伝助、太吉、平蔵はほのぼのしているなー。それにしても、三人とも出世したものだ。
- 2007/04/22(日) 23:13:20|
- 大河ドラマ「風林火山」視聴記録|
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真田太平記7/池波正太郎/新潮文庫関ヶ原の戦いで、昌幸・幸村父子は西軍に、信幸は東軍につくことになる。
昌幸と幸村は、上田城に秀忠軍を迎え撃ち、足止めをする。秀忠軍は、関ヶ原の戦いに参戦することができない。
真田家の草の者たちは、家康暗殺を企てるが失敗に終わる。
戦後、信幸と岳父・本田忠勝は、家康に昌幸・幸村父子の命乞いをする。
3巻、7巻で、徳川軍による二度の上田城攻めを読み終わったことになる。8巻以降も読み続けるか、ちょっと迷い中。信長→秀吉、秀吉→家康に政権交代する時代は、ちょっと辛いものがある。滅びゆく者の哀れさとか、主家簒奪のクロさとか感じられるから。信長による義昭追放は、それほどでもないが。
関ヶ原の戦いで、家康に敵対した毛利家と島津家が、260年後、徳川幕府打倒の推進力になる。信長や秀吉と違って、徳川政権の基盤をがっちり固めた家康だけど、将来に禍根を残したわけだ。
大河ドラマ「功名が辻」で、この時代、八面六臂の大活躍していた山内一豊と千代夫妻。「真田太平記」では、名前だけしか出てこない(アタリマエ)。
不死身のはずの壺谷が死んだ!お江は無事。
- 2007/04/22(日) 01:08:39|
- 歴史|
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