真田太平記1/池波正太郎/天魔の夏/新潮文庫1575年、高遠城攻めから物語は始まる。長篠の戦いの7年後である。
高遠城は落ち、武田氏は滅亡にむかっていく。
天目山の勝頼最後の戦いは、もの悲しい。
大河ドラマ「風林火山」では、信玄が日の出の勢いなのに、「真田太平記」では、1巻から武田氏滅亡だよ。。(真田家の話だから、アタリマエだけどね)無常だ。
名門武田家、名将信玄、最強騎馬軍団、大国甲斐。信玄のことは、信長も家康も恐れたのに、息子の代で滅亡…
武田氏に仕えていた真田家は、時流に翻弄されながらも、小勢力である自国を守ろうとする。
真田家の主君、真田昌幸は有能だが人情家。長男源三郎は沈着冷静、次男源二郎は人なつこく、奔放。
真田家には、主家に忠実な忍がいた。お江もそのひとりである。
高遠城で信忠の軍と戦い、九死に一生を得た向井佐平次と、佐平次を助けたお江の視点で物語は進む。
佐平次は源二郎に仕えることになり、お江は時代の動勢をさぐる。佐平次は真田の忍頭、壺谷又五郎と関わりがあるらしいこと、お江には、宿敵がいることもわかってくる。
1巻の終盤には本能寺の変がおこり、時代は動いていく。
「風林火山」に登場した山本勘助、武田信玄、真田幸隆、真田信綱も名前だけ出てくる。全員、鬼籍。
女忍のお江がチャーミングだ。男なみの戦闘能力。
真田家の父子は、情に篤くていい人そう。
- 2007/03/24(土) 23:26:46|
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